Azure ストレージアカウントのHTTPS強制化設定

このブログシリーズ 「クラウドセキュリティ 実践集」 では、一般的なセキュリティ課題を取り上げ、「なぜ危険なのか?」 というリスクの解説から、 「どうやって直すのか?」 という具体的な修復手順(コンソール、Azure CLI、Terraformなど)まで、分かりやすく解説します。

この記事では、Azure Storage AccountでHTTPS強制(安全な転送)が有効化されていない問題について、セキュリティリスクと具体的な修復手順を解説します。

ポリシーの説明

Azure Storage Accountにおいて、安全な転送要求(Secure transfer required)設定が無効化されているケースを検出します。

この設定は2017年から利用可能で、有効化するとストレージアカウントはHTTPS(TLS 1.2以上)経由の安全な接続のみを受け付け、平文HTTP経由のすべてのリクエストを400エラー(Bad Request)で拒否します。

2020年以降作成のストレージアカウントではデフォルトで有効ですが、以下のケースで無効化されている可能性があります:

  • レガシーアプリケーションとの互換性のため
  • 2020年以前に作成された既存アカウント
  • 特定のオンプレミスツールやデバイスとの統合

この設定はBlob、File、Queue、Tableの全Azure Storageサービス、およびREST API、SDK、PowerShell、Azure CLIなどのすべてのアクセス方法に適用されます。

修復方法

コンソールでの修復手順

Azure コンソールを使用して、ストレージアカウントで安全な転送を強制する設定を行います。

手順:

  1. Azure ポータルにサインイン
    • Azure Portalにアクセスします
    • 管理者権限を持つアカウントでサインインします
  2. ストレージアカウントの選択
    • 検索バーで「ストレージアカウント」と入力し、選択します
    • 一覧から対象のストレージアカウントをクリックします
  3. 構成設定への移動
    • 左側のメニューから「設定」セクションを確認します
    • 「構成」をクリックします
  4. 安全な転送の有効化
  • 「安全な転送が必要」の設定を探します
  • トグルを「有効」に切り替えます
  • 画面上部の「保存」ボタンをクリックします
  1. 設定の確認
    • 保存が完了したことを確認します
    • 設定変更は即座に有効になります

最後に

この記事では、Azure Storage Accountの安全な転送要求(HTTPS強制)の実装方法を詳細に解説しました。

HTTPS強制は単なる設定変更ではなく、包括的なセキュリティ戦略の一環として実装することで、コンプライアンス要件を満たし、データ侵害リスクを最小化できます。

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参考情報

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