Azure VMの未接続ディスクボリュームを削除する手順

このブログシリーズ 「クラウドセキュリティ 実践集」 では、一般的なセキュリティ課題を取り上げ、「なぜ危険なのか?」 というリスクの解説から、 「どうやって直すのか?」 という具体的な修復手順(コンソール、Azure CLI、Terraformなど)まで、分かりやすく解説します。

この記事では、Azure VMの未接続ディスクボリュームを削除する手順について、リスクと対策を解説します。

ポリシーの説明

Azure環境において、どのVMにも接続されていないディスクボリューム(アンアタッチドディスク/孤立ディスク)が存在しないことを確認するポリシーです。未接続ディスクは以下のシナリオで発生します:

  1. VM削除時の設定ミス: VMのdeleteOptionプロパティがDetachに設定されている場合、VM削除時にディスクが残存
  2. デプロイメントの失敗: VM作成中のエラーにより、ディスクのみが作成された状態
  3. 手動デタッチ: 管理者が意図的にディスクをデタッチしたが、その後削除を忘れた場合
  4. スナップショットからの復元: スナップショットからディスクを復元したが、VMに接続していない状態

これらの孤立したディスクは、Azure Resource Graph クエリでmanagedByプロパティがnullかつdiskStateUnattachedとして識別できます。

修復方法

コンソールでの修復手順

Azure コンソールを使用して、未接続ディスクボリュームを特定し、安全に削除します。

1. 未接続ディスクの特定

  1. Azure Portalにログインし、「ディスク」を検索して選択します
  2. ディスクの一覧画面で、「フィルターの追加」をクリックします
  3. フィルター条件として以下を設定:
    • プロパティ: 「ディスクの状態」
    • 演算子: 「等しい」
    • 値: 「未接続」
  4. 追加のフィルター(推奨):
    • 「作成日時」でソート(古いディスクを優先的に確認)
    • 「サイズ」でフィルター(大容量ディスクはコスト影響大)
    • 「タグ」で環境別にフィルター(Production/Staging/Dev)
  5. フィルターを適用して、未接続ディスクの一覧を表示します

2. ディスクの詳細確認と影響評価

  1. 各未接続ディスクをクリックして詳細を確認します
  1. 確認すべき重要項目:
    • 基本情報:
      • ディスク名とリソースグループ
      • 作成日時と最終更新日時
      • サイズとSKU(Premium SSD/Standard SSD/Standard HDD)
    • セキュリティ設定:
      • 暗号化の状態(プラットフォーム管理/カスタマー管理)
      • ネットワークアクセス設定(パブリック/プライベート)
      • ディスク書き込みアクセラレータの状態
    • メタデータ:
      • タグ情報(Owner、Project、Environment、CostCenter)
      • 前回接続されていたVMの情報(可能な場合)
  2. Azure Resource Graph Explorerで詳細クエリ実行: Resources | where type == "microsoft.compute/disks" | where properties.diskState == "Unattached" | extend CreatedTime = properties.timeCreated | extend DiskSizeGB = properties.diskSizeGB | extend SKU = sku.name | project name, resourceGroup, location, CreatedTime, DiskSizeGB, SKU, tags | order by CreatedTime asc

3. ディスクの削除

  1. ディスクの詳細画面で「削除」ボタンをクリック
  2. 削除の確認ダイアログで、ディスク名を入力して削除を確認
  3. 「削除」をクリックして実行

最後に

この記事では、Azure VMの未接続ディスクボリュームを削除する手順について、リスクと対策を解説しました。

未接続ディスクの適切な管理により、セキュリティリスクの低減、コンプライアンス要件の遵守、そして大幅なコスト削減を実現できます。VM削除時の自動ディスク削除設定と、定期的な未接続ディスクの監視・削除により、クリーンで効率的なAzure環境を維持することができます。

この問題の検出は弊社が提供するSecurifyのCSPM機能で簡単に検出及び管理する事が可能です。 運用が非常に楽に出来る製品になっていますので、ぜひ興味がある方はお問い合わせお待ちしております。 最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が皆さんの役に立てば幸いです。

参考情報

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